筋子屋は、大正時代に新潟県村上市で創業したよくある街の商店でした。

大正時代にたらこと筋子をはかり売りしていた時に地元民から“筋子屋さん”と呼ばれ、それを由来とする“筋子屋”と名付けられました。

新潟県村上市を中心にそのまま愛称として定着しました。

大正時代から”たらこ”と”筋子”のはかり売りを行い、鮭を取り扱うことになり、それ以来大正から平成にわたり『筋子屋』のシンボルとなる”いくら”を作ってきました。

「筋子屋のはらこ」がヒットし、新潟県村上市の地元や、観光客向けのお土産として長く親しまれてきました。

筋子屋の「はらこ」は、新潟県村上市の伝統ある鮭の有名地でもあります。

旬の時期に村上市で取れる秋鮭の卵(いくら)を地酒のお酒と醤油に漬けこむことで、ご飯にぶっかけても「贅沢で芳醇な香りと味わい」です。筋子屋こだわりの独自製法で、老若男女問わず大人気の商品でした。

そんな矢先に、3代目である叔父が体調を崩して、この世を去ってしまいました。後継者がいないことから2015年に筋子屋は廃業となりました。

筋子屋は、大正時代から創業して、平成の終わりまで続けてきました。これまでの先代社長たちが、その時代で新しいことに挑戦し続けてきたおかげで、ここまでお店を続けてくることができました。

7年前に廃業をしてから、平成から令和に変わり、新しい時代に新しいことに挑戦を再チャレンジしていきたい、4代目の私たちが“筋子屋”と信じる取り組みを続け、楽しくて美味しいイクラ(はらこ)をたくさんの人に届けたい。

大正時代から続く歴史ある筋子屋を家業として家族が力を合わせ、支えられてきた地元の方、全国の方にこの味を復活させて実現する為、

2022年10月から新しい筋子屋の幕開けが始まる。